女優の寺島しのぶ(37歳)が第60回ベルリン国際映画祭で日本人としては35年ぶりとなる最優秀女優賞を受賞しました。
ベルリン国際映画祭では山田洋次監督が最新作「おとうと」で特別功労賞「ベルリナーレ・カメラ」を受賞しているので、日本映画界にとっては二重に喜びとなりました。→ ranking
寺島しのぶが最優秀女優賞を受賞したのは若松孝二監督の映画「キャタピラー」で、戦争で手足を失った夫を介護しながら、戦争の愚かしさを表現する物語。
寺島は夫との激しい濡れ場も体当たり演技で見事に表現し、高い評価を得ました。
若松監督の撮影手法はリハーサルをほとんど行わずいきなり本番撮影と、特異な手法が寺島には合っていたのかも、寺島しのぶは自分が主演女優に選ばれた理由は
「もんぺが一番似合う女優だから」で、「真っ先にわたしが浮かんでくれてうれしかった」(時事通信より)
と、若松監督とのタッグが噛み合ったことを喜びました。
ベルリン国際映画祭に日本人では1964年に左幸子さん、1975年に田中絹代さんが主演女優賞を獲得しているので、寺島しのぶの受賞で日本人3人目となります。
世界の三大国際映画祭(ベルリン、カンヌ、ベネチア)で日本人が主演男優・女優賞を受賞したのは、ベルリンの左、田中以外にベネチア国際映画祭で三船敏郎さんが(61、65年)に主演男優賞を、乙羽信子さんが(79年)主演女優賞を受賞し、カンヌ国際映画祭で柳楽優弥が(2004年)に最優秀主演男優賞を受け、トータル5人しかいません。
今回の受賞で「海外でもやってみたい」と国際派女優への進出にも意欲を見せる寺島は、2007年にフランス人のアートディレクター・ローラン・グナシアさんと国際結婚している国際派。
「海外でやってみたいという気になりました。まずは英語とフランス語を頑張って、堂々とできる環境を整えたい」(サンスポより)
と、真剣に海外進出をもくろんでいます。
寺島しのぶは、現在放送中のNHK大河ドラマ「龍馬伝」で福山雅治が演じる主人公坂本龍馬の姉・坂本乙女役を演じています。
(参照:福山雅治 NHK大河「龍馬伝」でも下ネタ炸裂!)
福山雅治は、龍馬伝の番組宣伝インタビューで寺島しのぶに
「男の一番大事なところを思いっきりはたかれました」と、龍馬が寝ているところを姉の乙女がお尻を叩いて起こすシーンで、股間を叩かれたことをおもしろおかしく話していました。
そんな寺島がベルリン国際映画祭の主演女優賞を受賞したことを聞き
「現場で初めてご一緒して、その演技力と才能にすっかり虜になっていた矢先にこの吉報。世界をも虜にする寺島さんと競演できて本当に幸せ。これ以上僕を置いていかないでくださいね!」(サンスポより)
と、福山独特の言葉で祝福しました。
寺島しのぶは、蜷川幸雄氏が演出する舞台「血は立ったまま眠っている」に出演するため一足早く帰国し、授賞式には若松監督が寺島に代わってトロフィーを受け取りました。
若松監督の意向もあって、寺島には日本で公開授賞式が企画されています。
蜷川氏も「しのぶが、どんな偉大な賞をもらったか、みなさんに知ってもらいたい」
と、舞台の最終公演で最優秀女優賞の授賞式も見られそうです。
【おとなの夏休み DVD-BOX】
寺島しのぶ 2005年11月23日発売
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